千駄ヶ谷探訪(1)

千駄ヶ谷の住所表記は「東京都渋谷区」ですが、渋谷っぽい所にありません。場所としては、北は「代々木・新宿御苑」、西は「北参道・代々木公園」、東は「外苑前・明治神宮」に挟まれたエリアです。余計わかりづらいかも。。。


とにかく、国立競技場や東京体育館がある辺りって感じです。なんだかイメージがふわふわしてますが、意外にも休日はなかなかの人混みです。歩きづらい。




将棋会館

1976年に建設。当初は8階建てにする予定だったが、建築規制のため5階建てとなった。また、建設にあたっては、女優の吉永小百合さんが多額の寄付をしたそう。有名人の中には意外な将棋ファンが多いんですよね。ちなみに吉永さんの好きな将棋の駒は「香車」。一度前進したら後ろに戻れない一本気で不器用なところが、自分の性格や生き方に似ているからだそう。



ところで、将棋盤の脚の部分は変な形をしています。これは梔子(くちなし)の実をかたどったものです。「口無し」つまり、対局中は第三者の「口出し無用」という通説から。


なお、1階の売店「販売部」や2階の対局室「道場」は自由に入れる。ガシガシ入り込んで、将棋を愛してください。




国立能楽堂

シンメトリーを意識したかのような門前の佇まい。1983年8月竣工の能楽専門の公演場。



鳩森八幡神社

千駄ヶ谷一帯の総鎮守「鳩森八幡神社」。千駄ヶ谷駅からのアクセスも良好なため、参拝客で賑わっている場所。この神社の特徴は、おみくじや絵馬などのグッズが面白いこと。おみくじは「鳩森」に因んだ「鳩みくじ」(下図:神社HPより)。開いた後に折りたたむとハトの形になる。また、絵馬は二羽のハトが描かれている。

鳩は平和の象徴。「最近、自分の周りが慌ただしい」と思った人は、試しに訪れてみてはいかがだろうか。天気が良ければ、結構まったりできる。それだけでも十分リラックスになりますよ。

境内にある「千駄ヶ谷の富士塚」(せんだがやのふじづか)はちょっと有名。なぜなら、都内最古の富士塚なのです。富士塚とは、富士山に見立てた人工の塚のこと。各地の寺社仏閣に点在しています。ここに登ることで、富士登拝と同様の霊験が得られるとしたのだそう。


富士山信仰が盛んになったのは江戸時代。多くの庶民は、富士登山に行きたくても行けなかった。でも、どうしても富士山に登りたいと考えた人びとは「富士講」と呼ばれる組織を作り、「富士塚」を築き始めた。鳩森八幡神社にあるこの富士塚はその中でも、本物を忠実に復元している。

創 建:貞観2年(860年)
住 所:東京都渋谷区千駄ケ谷1-1-24
アクセス:JR総武線『千駄ヶ谷』下車 徒歩5分




明治神宮野球場

読売新聞社の経営者であり、「プロ野球の父」と呼ばれる正力松太郎(しょうりき まつたろう)という人物がいた。あの読売ジャイアンツ創立者で初代オーナー。つまり、あのナベツネこと渡邉恒雄の原型と言っていい。1935年、正力は右翼に襲撃されるという事件に遭っている。


この神宮球場は、明治神宮が管理運営するというスタイル。そのため、戦前から「プロ野球の使用は論外」という雰囲気があった(明治神宮は明治天皇を御祭神とする神社)。にも関わらず、正力は米国メジャーリーグチームを招聘し、全日本チーム(後の読売ジャイアンツ)と試合をさせた。それに反発した右翼の一員が読売新聞本社前で、正力を切りつける。取り調べで犯人は「読売がアメリカの野球チームを招き、神聖な神宮球場を穢した」と述べている。


また、正力松太郎は長期にわたり米中央情報局(CIA)への協力をおこなっていたことが、アメリカで保管されている公文書により判明した。正力は日本テレビの初代社長に就任していたため、同時に日テレとCIAとの密接な関係も暴露された。現在も日テレが、極秘裏に機密情報を提供しているかどうかは分からない。


明治神宮野球場は、2020年東京オリンピック開催後に再開発が行われる予定。




日本青年館ホテル

2017年(平成29年)6月8日に完成した「三代目日本青年館」。初代、二代目を経て、現在三代目。宿泊施設・レストラン・大浴場・大ホール・会議室を備えた複合施設。外苑前駅からも徒歩圏内。周囲にスポーツ競技場が集まるこのエリアにあって、重宝されるのは間違いない。

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