乃木坂探訪(1)

この地は、江戸時代は「幽霊坂」と呼ばれていた。明治以降、赤坂一帯には軍関係の施設が点在したため、当地域にも軍人が多く住んでいたようだ。乃木坂の名は、乃木希典大将の殉死を悼み名付けられた経緯がある。なお、乃木坂という住所表記上の地名は存在しない。



国立新美術館

国立新美術館は、コレクションを持たない新しいタイプの美術館(通常、美術館は数十~数百点の収蔵品を持つのが一般的)。日本で5館目の国立美術館として、2007年1月に開館した。建築家・黒川紀章による設計。波のようにうねるガラス張りの外観が印象的。高い天井高を活かしたロビーコンサートも開催されている。

住  所:東京都港区六本木7-22-2  
アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅/青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
開館時間:10時~18時(入場は17時30分まで) 
 入館料:展示による




乃木神社


大正12年(1923)に創建された。日露戦争で指揮を執り、明治天皇に殉じて自刃した陸軍大将・乃木希典と静子夫人を祀る神社。遺品や遺墨を所蔵する宝物殿もあり、殉死に用いられた刀などが見られる。


乃木神社と言えば、日本酒の奉納を祝うイベント「奉納日本酒の会」。酒造元旦と呼ばれる10月1日をめどに、毎年開催されている。全国の神社の御神酒を飲むこともできるこのイベント。本来、各地の神社を訪問しないと飲むことができない御神酒が一同に集結する。神社ならではの貴重な催し。


住  所:東京都港区赤坂8丁目11番27号
アクセス:千代田線 乃木坂駅 1番出口より 15m
開門時間:午前6時~午後5時 




旧乃木邸

陸軍大将・乃木希典の旧邸。明治35年に乃木希典が自ら設計して建てた。乃木夫妻が殉死の日まで暮らした場所である。乃木夫妻は、明治天皇大葬が行われた日の大正元年(1912)9月13日の午後8時頃、自刃して亡くなった。明治天皇を慕ってのことだった。乃木の訃報が報道されると、多くの日本国民が悲しみ、号外を手にして道端で涙にむせぶ者もあったという。さらに乃木の訃報は、日本国内にとどまらず、欧米の新聞においても多数報道された。夏目漱石の小説『こゝろ』もこの事件に影響を受けている。


命日にあたる毎年9月12・13日には屋敷の内部が公開されている。夫妻が自刃した部屋などを窓ガラス越しに見学できる。「明治」という時代の終焉を象徴する場所である。


住  所:東京都港区赤坂八丁目11番32号 
アクセス:乃木坂駅から徒歩で1分
開館時間:午前9時~午後4時 (入場は午後5時40分まで)  
 入館料:無料



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