護国寺探訪(1)


多くの文化財を有する護国寺は東京都文京区。かつては大名の別荘地として栄えた歴史がある。そのせいか現在でも多くの自然が残る、緑豊かな散策エリアである。



寺社「護国寺」は、「玉の輿」の由来になった女性「お玉」こと桂昌院が建立した。 桂昌院はもともと町人で、八百屋の娘だった。それが3代将軍・家光の目に留まり、側室となる。その後、5代将軍・綱吉を出産。八百屋の娘から将軍の側室、将軍の生母、そして従一位の官位を得るという見事なシンデレラストーリーを歩んだ。


このことから、お金持ちの男性と結婚して裕福になることを「玉の輿に乗る」と言うのだそう。護国寺を訪れた女性の参拝者であれば、その恩恵にあずかれるかもしれない。



護国寺


5代将軍・徳川綱吉公により1681年創建。現在の観音堂(本堂)は、元禄10年(1697)、約半年余りの工事日数でこの大造営を完成させた。同年8月には落慶法要の式典が挙げられた。元禄時代の建築工芸の粋を結集した大建造物で、その雄大さは都内随一と賞される。震災・戦災と二度の大災害に襲われながらも、江戸の面影を今に伝え、訪れる人々に安らぎの場として親しまれている。


住  所:東京都文京区大塚5-40-1
アクセス:東京メトロ有楽町線「護国寺駅」下車すぐ




東京カテドラル関口教会

日本へのカトリック再布教100年事業として、建築家・丹下健三により設計された。鉄筋コンクリート造のHPシェル(双曲放物面シェル)8枚が聖堂内を形作る。十字架の形に開いた天窓から光が注ぐ構造。打ちっぱなしコンクリートの壁肌と薄暗い教会内には、建設当時からの信者の祈りが漂っているような荘厳さ。

「カテドラル」とはギリシャ語で着座椅子を意味するカテドラkathedraに由来し、「カテドラル」は教区全体の母教会の意味を持つ。つまり、ここは東京大司教が公の儀式を行う教会である。その様子は、まるで歴史映画の一幕を観ているようで鮮烈な印象を受ける。




椿山荘


起伏を活かした2万坪の庭園。かつて上総久留里藩黒田家の下屋敷であり、ツバキが多いことからこの名がついた「椿山荘」。また、椿山荘と言えば、蛍。ホタルが見られるお庭「ほたる沢」では、毎年6月になると「椿山荘ほたるの夕べ」が開かれる。たくさんの蛍が舞う幻想的な風景は一見の価値あり。




関口芭蕉庵


俳人・松尾芭蕉を慕う人々の手により生まれた。延宝4(1677)年から4年ほど、芭蕉はこの付近に住んだと言われている。園内にはそこかしこに芭蕉の句碑が立つ。




永青文庫


戦国武将・細川家から寄贈された文化財を展示。所蔵品は美術工芸品や歴史文書など8万点を超える。


住  所:東京都文京区目白台1-1-1
アクセス:有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分/東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分。開館時間:10:00 ~ 16:30 (入館は16:00まで)
入館料 :一般800円




肥後細川庭園(新江戸川公園)

幕末に熊本藩主細川家の下屋敷となり、明治時代は細川家の本邸だった場所。斜面の起伏を活かした回遊式泉水庭園で、秋は紅葉が美しい。特に11月下旬の紅葉ライトアップは見事。


住  所:東京都文京区目白台1-1-22
アクセス:東京メトロ有楽町線:江戸川橋駅下車(徒歩15分)
開館時間:11月から1月/9:00 ~ 16:30 (入館は16:00まで)
入館料 :無料

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