根津探訪(1)


あぁ~、畳の良い香りがしますね~
上等な い草の香りに包まれて、まるで山奥の秘湯に浸かっているかのようだ。


おっと、またお会いしましたね。建築ハンターの渡辺HAL史です。


東京の情緒あふれるスポットを紹介するコーナー『HALのトウキョウ探訪


今回は、都会の喧噪から少し離れて、古き良き下町の風情を残す、根津エリアを探索してみましょう。



文京区・台東区・荒川区にまたがる、谷中・根津・千駄木エリア


通称「谷根千 ヤネセン」


この地域は震災や戦災の被害をほとんど受けておらず、東京の下町風情を残す、情緒あふれる散歩スポットなんですね。



1. 根津教会

早速、道に迷ってしまった。。。


んん?なんだ?


こんな住宅街にゴシック様式の教会?


ゴシック風の主塔に、先端の尖った尖塔アーチ窓と丸窓の組み合わせは、まさにゴシック様式のそれのようだが。。。

東京都文京区根津1-19-6



2. はん亭


ほぉ~、これは魅力的な大正建築ですね~


木造3階建て瓦葺きですかぁ。


東京都建築安全条例により、現在は木造3階建て以上は禁止されていますが、これは禁止される前の貴重な建物でしょう。



まずあそこ!3階部分に注目してください!二重の庇 ヒサシ が重厚感を演出していますね。

《 二重庇 



それからこの軒下の防護柵、「犬矢来 イヌヤライ」ですよ!元々は、泥はね汚れやキズから守るために生まれたもの。日本人の繊細さがデザイン性を高めていきました。

《 犬矢来 》


木造建築の見た目に、最も自然に溶け込むこの様式美。思わずほおずりしたくなりますね?



3. 弥生美術館・竹久夢二美術館

ここで少しひと休みする必要がありますね。歩いてばかりはいけません。


訪れるのは竹久夢二美術館。オススメは併設するカフェ『夢二カフェ 港や』。大きな窓がある2階席からは、緑豊かな美術館中庭を眺めることができ、ひと息つくにはもってこいの場所でしょう。

■所在地:
甲)弥生美術館 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 TEL 03(3812)0012
乙)竹久夢二美術館 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 TEL 03(5689)0462
■開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
■休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始
■入館料:一般900円/大・高生800円/中・小生400円
※ 二つの美術館は同じ建物内で見学ができ、上記料金で二館併せてご覧いただけます。



4. 根津神社


東京十社のひとつ、根津神社。別名「根津権現」


まず目に飛び込んでくるのが、壮麗な社殿ですね。本殿と拝殿を、相の間でつないでいるのを見ると「権現造」で間違いないでしょう。


森鴎外や夏目漱石といった日本を代表する文豪が近辺に住居を構えていたこともあり、根津権現の名で小説にも登場していました。例えば、夏目漱石の『道草』。

その人は根津権現の裏門の坂を上って、彼と反対に北へ向いて歩いて来たものと見えて、健三が行手を何気なく眺めた時、十間位先から既に彼の視線に入ったのである。そうして思わず彼の眼をわきへ外させたのである。―夏目漱石『道草』


《DATA》

御祭神:須佐之男命 スサノオノミコト・大山咋命 オオヤマクイノミコト・誉田別命 ホンダワケノミコト
所在地:〒113-0031東京都文京区根津1-28-9
アクセス:千代田線/根津駅・千駄木駅、南北線/東大前駅より徒歩5分、三田線/白山駅より徒歩10分


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いやぁ~、今日の散歩も大満足です。いい「道草」ができました。


...え?なんだい?


今の「道草」ってコメントは、さっき紹介した夏目漱石の小説『道草』に掛けたのかって?



おめぇさん、それを聞くってぇのは、野暮ってな~もんだぁね~



HAL ლ(´ڡ`ლ)

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