ジャンケン法意

(c)荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』/集英社



ジャンケンの語源・ルーツは数多く存在するため

これと断定できるものはありません


ただ、説のひとつに、仏教語源説があります

ジャン・ケン・ホイは「料簡法意(リャンケンホウイ)」から来ているというのです


「料簡法意」とは

仏の教えを丁寧に学び取り

その道理を推し量ること

そして、それにすべてを委ねるという意味です



香川県・清光寺の長谷慈弘住職によると


法意があきらかとなるためには、私意を棄てなければなりません

私意とは狭量な自我の判断力のことです



ジャンケンで決めるとき

自分の出す手を決めることはできますが

それが勝つか負けるか分かりません


つまり、勝ち負けの結果は自分の意思を離れています

ジャンケンの極意は、私意の放棄にあるのです



こんな話があります

あるとき、一人の遍路が山中で道に迷いました
やがて二又の分かれ道にさしかかります
右に往くべきか、左に往くべきか、判断がつきません

考えあぐねてその遍路は、手にした錫杖(杖)を放しました
その錫杖の倒れた方向こそが、正誤を超えた絶対の道なのです
遍路は再び歩み出しました
迷いの心はもうありません


何かの決断を迫られたとき、小賢しい戦略を巡らせるのではなく

むしろ棄てきることによって、法意は発揮されるのです



えんぴつ転がしも同じなんですね



参考文献:『心を省みる』(瀬戸内人)長谷慈弘(著)(2017/3/15)

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