幸せに耐えられない?

<明日は、明日こそは>と、人はそれを慰める。
この<明日>が彼を墓場に送り込むその日まで。 

イワン・ツルゲーネフ



・幸福な気分でいるのに、急に不安がよぎって逃げ出したくなる

・幸せに耐えられなくて、自分から壊してしまう


思い当たる人は、今回の記事を参考にしていただくといいかもしれない



1. 幸福破壊衝動

コロラド大学教授でトランスパーソナル・セラピストの

ゲイ・ヘンドリックス&キャサリン・ヘンドリックスは


その著書『Conscious loving.』春秋社(1993)の中で、

幸福(肯定的エネルギー)の増加を制限する心の作用のことを

「アッパー・リミット」と呼んだ


つまり、幸せな気持ちが高まり、その人のアッパー・リミットのレベルを超えると、

今度は、その幸福感を下げる行動を自然としてしまうというのだ



心理学博士の伊東明氏も以下のように分析する

自己否定感が強いために、自分が幸せであることが信じられなかったり、許せなかったり、怖くなってしまったりする。そのため、幸福な恋愛をみずから避けたり、自らの手で壊してしまうということが起こるのである。(※1)



たとえば、楽しいデートの最中、突然ケンカをふっかけてみたり、


良い関係が築けた、まさにその時、

唐突に浮気をして関係を混乱させてしまうなど


みずからその幸せを壊しだす


そして、破壊された幸せを見て

「ああ、やっぱりわたしは幸せになれないんだ」と嘆く

というか結果に安心する



「なんて気の毒な...」と思うかもしれないが、

これはこれで本人は満足している


なぜなら、「自分は幸せになれない」という仮説が証明されて

「自分が正しい」ことを確認できたわけだから


やはり、人は常に最善を尽くしている



2. 人それぞれ耐えられる幸福のレベルがある


人それぞれ耐えられる不幸のレベルがあるように

人それぞれ耐えられる幸せのレベルがあるようだ


「しょせん、自分にはこの程度がふさわしい」

「どうせ、自分は幸せになれない」

「むしろ、私は幸せになってはいけない人間だ」

など、あきらめや絶望の気持ちが癖になっていないだろうか?



周りは「その考えはよくないからやめろ」と言いだろう

しかし、わたしは別にやめろと言うつもりはない

なぜなら、それを変える努力はかなりツライと思うので


その卑屈な思考自体が「快」となっている可能性が高いため、

よほど強いきっかけがないと本人もその気にならないのではないだろうか


傷つかないよう、その考え方が自分を守ってくれているのだから、

他人が無理強いするのはよくない



HAL ლ(´ڡ`ლ)



参考文献:(※1)『恋愛依存症』(実業之日本社)伊東明(著)(2015/3/29)

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