大はしあたけの夕立|歌川広重|名所江戸百景|

大判錦絵 36.7×25.0cm 安政4年(1857)9月
太田記念美術館



世界ではじめて、雨を「線」で表現したと言われている歌川広重


なかでもゴッホが忠実に模写したことでも知られる

この「大はしあたけの夕立」


激しく降り出した夕立を躍動感たっぷりに描き

その雨粒の速さまでも感じさせる力作


「大はし」は隅田川に架けられていた「新大橋」のことで

「安宅(あたけ)」は対岸の地名



よく見ると雨の線が2種類あることがわかる

異なる角度の二種の雨の線は、二枚の版木を使用

そうすることで、多量の雨がザーッと勢いよく降っている様が表現されている



さらに、1つめの雨と2つめの雨の濃さが違っている

これは遠近感を表現していて、

近くで降る雨と、遠くで降る雨を描きわけているのだ



ちなみに、これがフィンセント・ファン・ゴッホの模写

周りの漢字装飾もゴッホ自筆

Japonaiserie : pont sous la sluie(1887年)73×54cm | 油彩・画布 | ファン・ゴッホ美術館

出典:http://www.salvastyle.com/index.html




歌川広重 Utagawa Hiroshige:
寛政9(1797)― 安政5(1858)江戸後期の浮世絵師。1818年頃から作品を発表。《名所江戸百景》《東海道五十三次》などをはじめ、江戸名所、諸国風景等の作品を残した。

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