闘争か逃走か(Fight or Flight)


人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。
そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。
自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。

本田宗一郎



前回、悩みについての記事を書きました

悩みは くり返される?



そもそもの話として

悩みはなくなるものなのか?

ということについて



1. 悩みをなくそうとするな

先に結論を言ってしまうと

悩みがゼロになることはありません


心理学者の伊東明氏によると

悩みをゼロにしようとするのは 余計に苦しみが増すだけ

例えるなら 中国の皇帝が不老不死の薬を追い求めるようなもの


心理学の見地からすると、悩みがまったくないというのは人間の正常な状態ではありません。”悩みゼロ”とは異常な状態であり、ある意味、心の病気ですらあるのです。
たとえば、「ポリアンナ症候群(Pollyanna sundrome)」と呼ばれる心的疾患がそのひとつとしてあげられます。(中略)いうなれば現実逃避癖の一種で、問題にしっかり向き合い解決していくことができない症状のことです。(※1)



2. 悩み退治は「モグラ叩きゲーム」


ひとつ悩みを乗り越えると

また新たな悩みが顔を出すだけのこと


日々お金のやりくりに苦労していたかと思えば

宝くじの大金を手にした途端

「盗まれないか」と財産管理でそわそわする


憧れだった片思いの人と付き合えたかと思うと

今度は「浮気されないか」と心配になる


その時その時で 内容は変わるものの

結局 悩みは尽きないことがわかります


悩みと向き合う上で大事なことは

出口の見えない負のスパイラルにハマらないようにすること



3. 闘争か逃走か

http://farmacologiav.blogspot.jp/2014/04/adrenergicos.html


そもそも人はなぜ悩むのでしょう?


人間の本能に組み込まれたプログラムに

「Fight or Flight 反応」と呼ばれるものがあります

日本語では「闘争か逃走か反応」


動物は強いストレスや恐怖に直面すると

アドレナリンとコルチゾールが一気に分泌され

 筋肉がより早く・より強く動けるよう緊張状態になります


狩猟時代

草原でライオンに遭遇したとき

闘うか逃げるかの選択を迫られていた名残で


現代の我々も

目の前の危機的状況をどう乗り越えるかについて

悩んでいるのではないでしょうか



要するに 悩みとは問題を解決するときに顔を出すモグラちゃん

優しく叩いて 穴に戻してあげてください

実際、悩みとは、じつに「課題解決プロセス」にすぎません。ですから、(中略)「自分にとって何か決めるべき・行動すべきことが起きているのだな」と捉えてみてください。(※1)


ちなみに10年前に悩んでいたことを覚えていますか?


所詮 悩みなんてそんなもんです



HAL ლ(´ڡ`ლ)



参考文献:(※1)『「悩むこと」が「楽しいこと」になる本』(講談社)伊東明(著)(2012/11/29)



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